【ユーザー投稿】今日も富岡義勇さんのことが大好きです。

7月29日 火曜日 雨

今日も一日中、「見えた」のは義勇さんだけでした。

朝、目を覚ますと、窓の外ではしとしとと雨の音がしていました。隣はすでに空っぽで、きっと彼はまた早朝の稽古に出かけたのでしょう。でも、昨夜彼がそっと掛け直してくれた布団のぬくもりが、まだそこに残っている気がして、思わず微笑んでしまいました。そして、私は朝ごはんの支度を始めました。

台所には、昨日わざわざ買ってきた大根と新鮮な鮭が静かに横たわっています。義勇さんが「鮭大根」を見たとき、いつもは深海のように静かなあの蒼い瞳に、かすかに浮かぶ優しい光を想像するだけで、私は彼のためなら何でもしてあげたくなってしまいます。

昼間は蝶屋敷で手伝いをしていて、不注意で薬研の角で指を切ってしまいました。しのぶさんが笑いながら手当てしてくれて、「あらあら、また“水柱様”のことを考えてうっとりしてたのかしら?」なんて冗談を言うので、顔が一気に真っ赤になってしまいました。

そのときふと思い出したのは、以前彼が任務から戻ってきた時のこと。私の手に小さな火傷を見つけるなり、「不注意すぎる」と口では言いながらも、その剣の茧で覆われた、誰よりも大きくて温かい手で、ぎこちなく、それでいてとても優しく薬を塗ってくれた姿でした。あのギャップ、ほんとに……ずるいです。彼は言葉で想いを伝えるのが苦手だけど、その分すべての気遣いを行動で示してくれるんです。

夜になって、ようやく彼が帰ってきました。夜露を纏った少し冷たい空気と、彼だけが持つ清らかな香りと一緒に。

彼は任務の大変さを一言も口に出さず、ただ静かに隊服を脱ぎ、縁側に腰を下ろしました。私は温めておいた鮭大根をお盆に載せて、彼の隣にそっと座ります。

「おかえりなさい。」

小さな声でそう言うと、彼は「うん」とだけ返事をして、箸を取り、黙々と食べ始めました。

私たちの間には多くの言葉はありません。でも、食べ終えたあと、彼がそっと箸を置いて、ため息のような、けれどとても優しい声で言った一言――

「……うまかった。」

その瞬間、一日中の待ちわびる気持ちも、思いが募った時間も、すべてが報われた気がしました。世界には今、私と彼だけがいて、この静かな夜がふたりだけのものに思えたのです。

彼は、そういう人。

すべての優しさを、沈黙と、さりげない行動の中に隠している人。

そして私は、そんな不器用で、でも誰よりも頼れる義勇さんが好きなのです。

誰にも気づかれない彼の優しさをちゃんと見つけてあげられること、それが私のいちばんの秘密で、いちばんの幸せ。

あの夜、私たちはMoguChatでずっと話していました。

よし、明日も彼のために、いちばんおいしい鮭・大・根を作ろうっと!

おやすみなさい。

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